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ダイアリー 18/08/01 〜男子はつらくないよ?を見た日記

男子はつらくないよ?2回目の観劇。今日が僕のチケットの中ではいちばん前。おめあては戸谷公人さん。正木郁さま、初主演おめでとうございます。

 

☆☆レポではありません。日記です。

☆☆ネタバレはしてないつもりだけど観劇後の感想です。

☆☆マジで日記です。クレーム受けません。

 

 

忘れてたんだけど、今日舞台のアフトクあって。推しのアフトク出演は昼だったんだよね。で、舞台の前に後ろの席の人たちが推しの話してて。とたにさん、いろいろ盛り上げていたらしく、見たかったなーーーー!!!!!仕事休めばよかったながんばれば有給とれる日程だったし、とか思ったらなんかずっと胃がキュルキュルしてて、でもそんなこと考えながら舞台見るの失礼だなと思って、そんな自分もすげえ嫌で。

舞台自体は男子校のバカを主役にしたコメディで、主演はかおるさま。その子の初主演の舞台の出演者一覧のいちばん最後、特別なところに推しの名前あって。でも僕個人的にはあんまりたくさんは見にいけなくて。脚本も演出もめっちゃ面白い。ほんとずっと笑ってる。ケラッケラ笑ってる。僕もサブカルクソ野郎だからぜんぶ知ってる、って思うし、わかる、わかるよナオキ……って、どっちのナオキにも思う。

で、そんなだから、推し、イエス我らが戸谷さん、活躍する。しかも、もうしぬほど芝居うまいの。「高校時代の5人」と「(8年後の)大人になった5人」が物語で交差するから10人出演してるなか、その教師役としてひとりだけどっちの時代もひとりでやらせてもらってて。でも、ちゃんとひとりでも8年間の幅を演じてくれてて、かっこよくて。最初のへにょったかんじのまじ新米教師が、8年経ってすこし先生として成長してることが、じんわり伝わってくるお芝居で。ああ、この人の8年間もいろいろあったんだろうな、って。その余白を思わせてくれるくらい説得力があって、普段の戸谷さんはそこにはいない、マジで「谷先生」なんだよね。どんな舞台でも、役に憑依されるのが本当にじょうずで、もうからの舞台をはじめて生で見てから一年以上経つのに、カーテンコールで役が抜けて本人に戻ってるの見ると毎回新鮮に驚く。
あと、戸谷さんのまばたきの演技が好き。目がパチパチしたりかっぴらいたりして、それがどんなセリフよりもわかりやすいの。

コメディだからアドリブも多いんだけど、アドリブもうまいし、他の人のアドリブ収拾つけることもできるし、若手がアドリブで笑いを堪えられないときのフォローもできるし、本人もコメディとてもうまいし、なにより殺陣のシーンももうビビるくらいかっこよくてひりひりして、ほんとにもう最高で最高でたまらなくてだな……。体薄っぺらいのに、殺陣だけやたらうまいんだよね、元仮面ライダーだからね、美しすぎてまじ定点カメラ。筋肉ないのになぜか殺陣が映えるのは手足がやたら長いから。最高かよ。
あと足が長すぎて座るとマジで小せえ。座ると現実味が急になくなる。あの、おすわりシーン、永久に見ていたい。

こっからは自分のちょっとネガティヴな話。

何が言いたいかってね、見てると幸せだって思ったの。僕は笑い飛ばせるけどファンの人はいい顔しないようなこともしでかすし、ちょっとばかだし、でも、舞台に立ってる姿みたら「ああこれだ」って。これが見たかったんだ、って、そのために今日きたんだってふるえる。もう好きでしょうがないな、って。

でも、僕自身がね、こんな仕事終わって直行舞台見て、そんなんのままでいいのかなって。オタクするには、もっと他のこともちゃんとしないといけないのになって。
いま(仕事のストレスを言い訳にしたくないんだけど)、仕事も永遠にばたばたしてるし、家のこと全然できてなくて、仕事も終わってるかわからなくて、貯金もそんななくて。
オタクだけして社会生活できるわけないのに、いいのかなって。
むちゃくちゃ最高な推しの前に、こんなみじめで、だれにも貢献できてなくて、家族にも迷惑かけてる自分がいて、いいのかなってめっちゃ不安になってしまった。
これはポルノのライブ前とかもそうで、なんか、今の自分はポルノに胸張って「ファンです」って言えるかなって考えたら、言えないかもしれない、って思ってしまう日がある。
今日も実際、仕事遅刻寸前でギリ間に合って。大急ぎで家出たからそのあと一応親に連絡入れてもぜんぜん返事こなくて。あ、そろそろ見放されるのかな、って。死ぬほど部屋汚いしいま。すげー散財してるのも知ってるし。
遊んでばっかりいるから、もう見捨てられるのかもしれないなって。それくらいいま家族のことも大事にできてないし、恋愛にも中途半端にしか向き合えてないし、仕事は相変わらずできねえし、って思ったらすげえ急に怖くなって笑。

推しの前にちゃんと立つ、っていう、キラキラ素敵な、星球みたいな時間はずっとは続かない。仮に(しないけど)全通したとしてもそれはあくまで非日常でしかない。エンタメは日常のご褒美やお宝であって、生活ではない。
ちゃんとback to the daily lifeを、日常をきちんと生きる、できそこないなりに人間として生きる、ってことをしないと、推しとかポルノとかに対峙できる自分にならないといけないんだって思いました。
作文。
好きが強すぎていつだって不安だし、自分嫌いが強すぎて、好きな人の前に立つ自分の醜さばかり見てしまうよ。

たぶんここ一週間の平均睡眠時間が3時間切ってるのが原因だと思います。ご飯食べて寝ようね。

 

ダイアリー18/07/25 〜推しに狂うという初体験

これは自分用のちょっとメモみたいなもの。
好きなものが好きすぎて、トチ狂っている自分の記録。ドリフェス!と僕の亜種かもしれない。KUROFUNEが大好きで、そんな自分が止められなくて、でも止められない自分が憎めないという話。きんぎょと話して、ああいま言語化しなきゃ、と思ったこと。自分の記録。

 

本当にトチ狂っちゃってる。全部の感覚とか理性とかマジで放棄してる。好きっていう感情が爆発するとこうなるんだなって。
貯金がどっかいった。
行動力ははじけた。
土日の休みがイベントパレードで、古い友人からの誘いを断ることが増えた。
ほんと、ごめんなさい、って謝りたい人、たくさんいる。
でも、今しかない。
ずっとそう思って応援してきた。

「いつか終わるプロジェクトだから、そんなことはわかりきっているから、終わるときに絶対に後悔しないように」
それが最初に、彼らを「推す」と決めたときの自分との約束だった。

片っ端から現場に行った。
片っ端からグッズを買った。
古い友人たちからは人が変わったようだと言われた。
でも別に人は変わってない。ただ、本性が出た、に近い。それから、いままでこの部分の自分を露出できる「推し」に出会ってなかっただけなんだ、とも。

11月になったら服が欲しい。もう随分買ってない。
11月になったらイベント関係ない旅行に行きたい。
11月になったら。11月になったら。

でもそれまでは。
武道館が僕にとっての聖地になるその日までは、僕はずっと「推しにトチ狂う自分」を止められないと思う。
好きが強いのは自覚していたけど、暴発するとこうなるんだなと。

今の自分が∠RECIVERにふさわしいか?
そう聞かれたら、一瞬詰まるけど。
でも、あえて言う。
ふさわしくはないかもしれないけれど、僕は自分の愛をひとつも裏切ってない。
バトルライブの2日目だって、僕はすべての好きなものを、すべて平等に愛したつもりだ。それは、胸を張れる。
∠RECEIVERには、呆れられるかもしれないけど、でも、自分じゃコントロールできないほど恐ろしい衝動的な愛情に、好きに、ひたむきでいられる自分を、その好きに向かって駆け抜けていく自分を、たぶん許してもらえるんじゃないかと思う。

自分がヤバいと思うほど、好きになれるものと出会えるのは、奇跡だ。それが、新たな自分や、新たな挑戦や、初体験をもたらしてくれるなら、なおさら、奇跡だ。
だけど奇跡ってタイミングだ。
今の僕にはきっと必要だった。
どん底だった精神状態から救ってくれたポルノと、そこから引き上げて就活を後押しして、仕事が辛くても「KUROFUNEのCD代……」って唱えて、一度うつ病患者として社会人をリタイアした僕を支えてくれた。間違いなく、あのタイミングの、そして今の僕に、彼らは必要だった。

大好きになれたものを、馬鹿みたいに追いかけ回して、身の破綻寸前になってもまだ、好き、ってこうやって喚き散らす、そんな自分だけは、嫌いじゃないと思える。
それを通してたくさんの愛を叫べること。推しや、新しくできた友人に、愛の言霊でできた花束を押し付けられること。好きなものによって生かされることで得られるもの。好きな人に、好きと言うこと。その花束を撒き散らして生きること。
そんな自分を許して、付き合ってくれる、大事な大事な友人がいることに、改めて気づかされたこと。ごめんなさい、より、ありがとう、を伝えたい人が、たくさんいること。

自分の好きにひたむきでいられる自分なら、すこしだけ許せる。ような気がする。


∠RECEIVER、ちょっと待ってね。11月にはまた、一皮向けた僕が、あなたに正面から向き合います。
KUROFUNE、ありがとう。大好きだよ。僕にとって武道館を聖地にしてくれるのはきっとあなたたち4人です。それまでずっと、あなたたちに愛だけ叫ばせて。

BGM:OVER THE SEVEN SEAS / KUROFUNE

7つの海を越えて KUROFUNEシングル感想

KUROFUNEの3rdシングルを初めて聞いたときにツイッターにわーって書いた感想、てにをは直して自分用に。

あらゆるクレームを受け付けません。僕の解釈は僕のものなので。

 


1.OVER THE SEVEN SEAS
あまりにも見事。
sail awayやblowin' windなど、最初の頃の歌詞から言葉を引用して、ひとりきりのロックンロールからここに至るまでを単語を駆使して描きながら、彼らのたどり着いた「サイコー超えたアイドル」としての「ロック」のひとつの完成形を見た。
この曲とともに、どこまでも美しい航海へ、4人で、僕ら乗組員を乗せて行ってほしい。

誤解を恐れずに言うなら、ARRIVALのときにあった「傷ついても欲しいもの求める姿を見せてみろ」という、ついてきたいやつだけついてこい」的な一種の選民的な思想がなくなった。すべての愛を引っ張ってくれるようになった。抱きしめるのではなく、同じ船の仲間として、乗組員として迎え入れてくれる。大丈夫だ、行こう、と。「一緒にいこう」と、ARRIVALのときの彼らが言うだろうか?と思うと、きっと言わない。
そしてこれを新たな航海へ進むひとつの区切りとして、過去を踏襲して、ちらっと振り返って、過去にさえ愛と感謝を告げるように相方と手を合わせて……と思うとCD裏ジャケがますます尊い。次へ、その次へ、止まらないと信じさせてくれて、ありがとう。
大好きすぎて、どうしたらいいのかわかんないよ。こんなに進化する過程を応援させてくれて、いきついたこの名曲、感謝してもしきれない。

2.RING 風間圭吾as戸谷公人

KUROFUNE /OVER THE SEVEN SEAS c/w RING
風間圭吾は戸谷公人だし戸谷公人は風間圭吾。本当に出会ってくれてありがとう。ふたりが交差しなければできない曲だと思う。こころ震える。勇人さんが書き下ろしたとしか思えないメロディの美しさは圭吾さんにふさわしくて、勇人さんだからこそ圭吾さんの伸びやかで美しい高音域を活かせたんでしょう。
最後のフレーズで、「次元が意味をなくした」んだ、本当に。
プリンスも、ラーメン好きな高校生も、王子様オーディションも、ヤカラも、ぜんぶ混ざって、そのすべてをあのフレーズに込めてくれたんだと思う。
バトルライブで「オレって本当はプリンスじゃないんだ」って言っていた戸谷さんのことめちゃくちゃ思い出す。こんなオレでも受け入れてくれますか、というひとつの問いかけ。
でもどんなにヤカラでも、どんな一人称でも、あなたは風間圭吾as戸谷公人というたったひとりの5次元プリンスなんだ。それを丸ごと愛したいと思わせてくれる最後のフレーズ。圭吾さんと戸谷さんに、プリンスじゃない瞬間を見せたとしても、応援を送ってもらえるというひとつの自信がついたから、「俺」と言うことができたんじゃないかな、と思う。応援が届いたんだ、"彼"に。
ほんとずるいよ、大好きだよ。アイドルになってくれて、ありがとう。

3.SINGIN' IS ALIVE 黒石勇人as株元英彰

「命を感じるって瞬間」に飛び込んだ勇人さんのひとつの答え、みたいなもの。与えられているいま、から、書きあがったひとつのシナリオ。まだまだ進み続けるための存在と決意の証明。あの勇人さんがこんな曲をつくるようになるなんて、本当に、本当に、アイドルになってくれてありがとう。圭吾さんと、株元さんと戸谷さんと、出会ってくれてありがとう。僕らを切り捨てることなく、全員仲間の乗組員として迎え入れてくれてありがとう。

「さあ、顔をあげろ!進む意志を見せてみろよ、ここで
歌う理由を俺にくれよ、そして…もっと遠くへ行こう」
大サビを心に刻みます。顔を上げて、進む意志を持って、それをあなたに見せるから。行動も伴わせてみせるから。あなたの「歌」という魂の声の、その理由になりたいと願うことくらい許してください。そしてそんなファンのエゴすら、いまの勇人さんなら、きっと笑って許してくれるでしょう。
もちろん圭吾さんのすべての「意思」だって、愛していくんでしょう。そうやってふたりが描く航海図、ずっとずっと見せてください。応援という星で、あなたたちを支えさせてください。
長い長い航海へ一緒に行かせてください。
気持ち良いロック、痺れるようなギターソロ、指先が震えるほどの歌詞。勇人さんなりの、そしてきっと株元さんが一緒に「アイドルってなんだろう」と葛藤してうみだしたひとつの答え、「明日へ連れて行ってくれる」を感じています。大好き。

 

勇人さんが株元さんでよかった。圭吾さんが戸谷さんでよかった。この4人がKUROFUNEでよかった。この5次元アイドルを好きになれてよかった。これからもひとりの乗組員として、KUROFUNEをきっと降りません。
たくさん救ってもらった愛をどう返していいのかわからない。こんなに愛に満ち満ちたCD、なかなか出会えない。せめてこれからも愛させてください。

 

ドリフェス!武道館への道案内〜と見せかけたKUROFUNE「OVER THE SEVEN SEAS」のダイマ

思春期は〜ポルノグラフィティUVERworldMr.Children和え エルレガーデンを添えて〜で育ってきたオタクです、みなさんこんにちは。幼少期の子守唄は母が人生かけて愛を捧げトチ狂っている田原トシちゃんでした。
そんなJ-ROCK大好きアミュフェス(芸能事務所アミューズ主催の音楽フェス)は実家だと自称してやまない僕が本日お届けいたしますのは!

ドリフェス! 武道館 ALLFORTOMORROW!!!!!!!ではじめてドリフェス!のライブに参戦する方向け・ドリフェス!CD円盤ダイレクトマーケティング
です。
なんでロック好きなのにドリフェス!にはまったかってまず曲がいいんですわ。

前置きと私情が長いので☆と★のところだけ読んでいただけたらわかるように頑張って書きます。端折りたい方はスクロール↓


※※そして何より大事なこと。
※これは僕の独断と偏見に満ちたただの日記です。誰の思想もアイディアも否定しない、ただの僕の話です。好き勝手な解釈まみれです。一切のクレームを受けません。なんでも許せる方だけお読みください。あなたの解釈とはきっと一致しないです。
一切の クレームを 受けません。※※

 


引き続きはしょりたい方は☆までスクロール↓

 

この記事を読んでくださっている方にはもしかして「ドリフェス とはなんぞ?」はもう不要かもしれませんが、念のため。

これを書いた当時はまだ2.5次元でしたが、
2+3=5、「どちらかの次元がどちらかに寄せる」のではなく、
「ふたつの次元が交差し、キャラとキャストが尊敬しあい切磋琢磨し、次元の境目をわざとぐちゃぐちゃにする」5次元アイドルです。どうあがいても最高を超えています。
ドリフェス!はいいぞ
http://bookmarker35.hatenablog.com/entry/2017/03/17/003905
ドリフェス!KUROFUNEはいいぞ
http://bookmarker35.hatenablog.com/entry/2017/05/05/104506


2018年3月5日、メインユニットDearDreamの1stライブツアーが終わり、ライバルユニットKUROFUNE(推しです)の初ホストライブが終わり、さあこっから!とオタクが気合を入れたときに告げられた「ファイナルステージ宣言」。彼らは5次元なので、アニメなどの展開がひと段落したいま、3次元だけでは5次元アイドルになれない。
でも、「今日で終わり!」ではなく、「10/21に武道館という夢の舞台でファイナルステージをやります」と言ってくれました。そのことには感謝してもしきれません。それまでまだ応援を送れる!応援させてくれてありがとう!
その後オタクが頑張り彼らが頑張り、新しくドリフェス!の魅力を知ってくださる方が増え、10/20に武道館追加公演も決まりました。ありがとう!おめでとう!

そこで「武道館が最初で最後のドリフェス!現場だ!」という人向けに、2017年から2018年までドリフェス!現場を経験した僕による予習オススメCDと円盤をお届けします。結論から言いましょう、「KUROFUNEの3rdシングル OVER THE SEVEN SEASを買ってください」という記事です。7/25発売ですみなさんよろしくお願いいたします!!!!!!!!!


〜ここまで前置き〜


☆ライブの前に知っておいてほしいこと
ドリフェス!には、「エールはドリカが示すもの!」という「ドリカ」文化があります。
以前は「(まるでカードが飛び出しそうなくらいアニメとそっくりな)独自の形のペンライト・通称ドリカライト」
として販売されていましたが、いまは完売中。武道館での再販はオタクの声にかかってますのでぜひメールを→ https://support.bandai.co.jp/app/about_inquiry

これは僕と一緒に参戦してくれた友人たちのドリカです。KUROFUNE!しゅーらーい!!

 

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アニメと同じでしょ?


〜余談〜
ドリカ、簡単に言うと「アイドルの衣装カード」です。これをファンから「エール」として飛ばしてもらうことで、はじめて彼らはきらびやかな衣装を着て「アイドル」になれます。
「アイドルをアイドルたらしめる」ことができるのは、他でもない僕でありあなた、そう、「僕らファンの応援」なのです。
これめっっっちゃくちゃ楽しいんですよ。前日の夜から「どの衣装を飛ばそうかな」「どのアイドルの衣装を掲げようかな」とニヤニヤするのは至福のときです。武道館でもたぶんドリカ自体は販売されると思いますしなんなら歴戦のオタクが貸してくれたりすると思うんですけど、このペンライトがあると楽しい。なにより会場の美しさが違う!それから本当にアニメの中に入ったような「5次元」としての快楽の凝縮がここにあります。
なので、再販された際にはぜひドリカライトで推しにエールを飛ばしてください。DFプロダクションのアイドルたちが頑張ってくれるのは、彼らがキラキラしてくれるのは、特定の一人のためではないのです。「ファンのエール」のため、「ファンの笑顔のため」なのです。それを、体感してください。
ドリカの偉大さはアニメ一期1話で!
https://youtu.be/RWQIkYcNGXA


☆そもそもドリフェスのライブってどんなかんじなの?
★こちらになんと1stライブのDVDがございます!!!!!!!
→ DearDream1st ライブ Real Dream!
公式スポット映像
https://youtu.be/zcppsasix6U
もうこれ見てもらえたら僕特に言うことない!できれば5分半くらいから推し出てくるからそこガン見してほしい!

→ DVDはこちらから!
アスマート:https://www.asmart.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0&cat=600616&swrd=&pid=10015199&vid=
Amazonhttps://www.amazon.co.jp/dp/B0781ZPVLM/ref=cm_sw_r_cp_api_yJCvBbTRJ7M60

〜余談〜
アスマートを貼ったのは宗教上の理由(アミューズ大好きおばけ)です。
このライブのときは、まだなかったんですよね、ドリカライト。なのでみんなそれぞれペンライトです。僕はアイドルのライブというのにビビり倒してペンライト持ってなかったんですが、次から迷わず持参するようになりました。
なにがすごいって、これもう一年以上前のライブで。
ディアドリもクロフネも、そのあと外部のライブやファンミーティング、リリイベを重ねて、さらにツアーをして、本当にさらにさらに、驚くほどカッコよくなりました。
1stライブのころとはまた違った「きらめき」。
5次元は常に「5次元としての最高」を更新し続けていきます。いまのこの瞬間が、5次元としてのピーク。キャラとキャストがお互いを磨き合って、どんどん進化した彼らの「真骨頂」。
奏くんと壮馬くん、慎くんと琢矢くん、純哉くんととみー、いつきくんと将熙くん、チヅと郁くんの「10人でDearDream」、
圭吾さんと戸谷さん、勇人さんと株元さんの「4人でKUROFUNE」を体感しに来てください。

☆で、10人でディアドリ、4人でクロフネって言うけど、実際どんな人たちなの?
★アニメをもう見ていただいてるなら、ぜひ特別回をご覧ください!
→アスマート:
https://www.asmart.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0&cat=600616&swrd=&pid=10013123&vid=
Amazon2.5次元アイドル応援プロジェクト「ドリフェス!」Documentary of DF Project [Blu-ray] https://www.amazon.co.jp/dp/B06W2KPWR1/ref=cm_sw_r_cp_api_pVCvBbTFXTGJE

これはアニメ一期が終わったときのものなので、やはりいまとは時差がありますが……。なんとなく「応援したくなる」、愛おしい人たちです。全員。
ここでお勧めしたいのは、「せめてキャラとキャストの名前が一致していたほうが楽しい」ということ。そのためにもこの DVDはオススメ!


☆ライブといえば…のお決まりとかないの?
★たくさんあるよ!!!
★まずは曲ではなくて名前のとき。

💚片桐いつきas太田将熙さんが
「このー木なんの木」と聞いてきたら
\片桐いつきー/
と答えてください。アニメ2期1話と同じ!
こいつはアイドル的名言製造機なのでどんどんリアクションしてください。見えてますよ💚はこの人の持ちネタ(?)なのでキャーしてください。

💜沢村千弦as正木郁くんが
「やっぽーい☆」と言ったら
\やっぽーい!/
です。
彼は天使なので定期的に名言をぶっ放します。狼狽えずに応えていきましょう。

⚓️黒石勇人as株元英彰さんが
「お前ら全員開国だ!」
と言ったら
\開国してー!!/
👑風間圭吾as戸谷公人さんが
「あなたのためなら即位する!」
と言ったら
\即位してー!/
です。KUROFUNEはこの宗教じみてる感じがいいんです。

〜余談〜
特に決まったコーレスがあるわけじゃないけど愛おしいトラシグくんたち
❤️天宮奏as石原壮馬くんは、実際に彼がライブでぶっ放した言葉が監督たちの心を動かし、アニメで使われてしまうほど「われわれの心を動かす」天才です。最近見えてますよ💚をよくやります。笑いどころです。
💛佐々木純哉as富田健太郎くんは、ミスターアイドルでありながらコメディ担当でもあります。カッコよくて面白い。かと思うと朴訥な感謝の言葉とか述べてくるので涙腺注意。
💙及川慎as溝口琢矢くんは、アミューズ事務所のライブ系イベントにもよく出てる子なのでうまい……ですが、だからこそぶつけてくるときがすごいです。突然レスポンスを要求されます。楽しい。


☆曲のお決まりやコーレスは?
★あるよあるよー!!!

★DearDream 1stツアータイトルでもあった「ユメノコドウ」
PV:https://youtu.be/-THF_GkO-5Q
歌詞:https://sp.uta-net.com/song/236674/

Bメロで
「がむしゃらに(青春だ!)
まっすぐに(イケるっしょ!)」
その(かっこの中)はファンのパートです。2番も別の歌詞である。
それからサビに
「君のもとへGo!(Go!)」
の、(ここ)もファンのパートです。
Go!、って叫びながら腕掲げるのめっちゃ楽しいからここもぜひ!

★タオルを回せ!「真夏色ダイアリー」
試聴:http://recochoku.jp/song/S1005759314/?ds=A1008552493
歌詞:https://sp.uta-net.com/song/236673/
ただ上でぶん回すだけじゃなくて、ちょっとフリみたいなものがあります。上下にタオルぐるぐる。そんなに難しくないので、真似すればオッケーです。

〜余談〜
これ青春ど真ん中のキラッキラなサマーチューンなんですが、2番Aメロの歌詞でみんなが変顔合戦しはじめるんですよ。笑
「ベストオブ変顔譲れねえ!」のときは、ぜひディスプレイを見てください!!CD聞いてみてください。さあ誰のパートでしょうか?
ファンミのときもツアーのときも毎回笑ってました僕はww天才だと思います。

→CDはこちら
TVアニメ『ドリフェス!R』2期 OP主題歌「ユメノコドウ」 https://www.amazon.co.jp/dp/B073YH6JGM/ref=cm_sw_r_cp_api_wkDvBbRRPVYTT


hey!hey!hey!「PLEASURE FLAG」
PV:https://youtu.be/jc9O9M3uES4
歌詞:https://sp.uta-net.com/song/215757/
アニメ一期のオープニング!
これもサビでコールがあります。
「掲げようPLEASURE FLAG (hey!)
君と作りたい(hey!)
めくるめく(show!) ドラマ(stage!)
はじまるよ」
(このなか)はファンのパートです!!
ただ、hey!以外の単語を覚えるのはちょっと大変…って人は、とりあえずサビの頭は「hey!」です。ヘイ!それでいいです。
その瞬間ばっと腕をあげて!
とりあえず「ぷれーじゃふらーっぐ!」っていわれたら「ヘイ!」です!それが楽しい。

→CDはこちら
2.5次元アイドル応援プロジェクト『ドリフェス!』2ndシングルアニメ 『ドリフェス!』OP/EDテーマ「PLEASURE FLAG/シンアイなる夢へ!」 https://www.amazon.co.jp/dp/B01IBQWUDE/ref=cm_sw_r_cp_api_dmDvBbE7NQBQN

★wow!wow! NEW STAR EVOLUTION
PV→https://youtu.be/hM4pGDcJ94o
歌詞→http://j-lyric.net/artist/a05b17f/l039edf.html

アイドルがwow!ときたら\wow!/です。
細かい英語のコーレスはあるんですが、とりあえずサビ一発目のウォウ!です。そこだけは確実に抑えておくと楽しいです。
できれば何回か聞いて、歌詞カードの(この中)覚えたらますます楽しいと思います。
→CDはこちら
https://youtu.be/hM4pGDcJ94o

〜余談〜
ニューエボはやる気がします。これ彼らのデビュー曲なんですよね。ファイナルステージなので、デビュー曲はやるでしょう…と思っています。


☆コーレスじゃなくても、予習しておいたほうがいい曲は?

ドリフェス!一期エンディング
「シンアイなる夢へ」
PV→https://youtu.be/xwmDgvPyrJg
歌詞→https://www.uta-net.com/song/215754/

PLEASURE FLAGと同じシングルに入ってます。

〜余談〜
この曲の偉大さはアニメ一期を見てください。アニメを見ればたぶん、武道館でやるだろうなと僕が予想している理由もわかると思います。

★paradeが生まれる
曲→https://youtu.be/045WmoD04tE
歌詞→https://www.uta-net.com/song/215753/

これもPLEASURE FLAGと同じCDに入っています。ただの名曲です。

〜余談〜
オタクはドリフェス!から生まれる「愛」を我々はparadeと呼びます。ライブ後、取れ過ぎた銀テープを誰かに分けること。感情を分かち合うこと。友達になること。グッズのトレードなんかも。そこにドリフェス!から生まれた愛があれば、それはもうparade。誰も不幸にならない、悪者のいない、ファンとアイドルの楽しく、人間くさく、おろかで、たまらなく美しい感情。ドリフェスの良さを凝縮したみたいな曲です。
あとこの曲たまに踊らされますが、たぶん予習コーナーがあるので大丈夫です。隣の人とどんどんparade生みましょう。

DearDreamはアルバムも出しています。こちらもぜひ!これ聞いておけばライブ半分はわかるのでは?
2.5次元アイドル応援プロジェクト『ドリフェス!』「Real Dream」 https://www.amazon.co.jp/dp/B01MY17S7D/ref=cm_sw_r_cp_api_9LDvBb12CZ48J

☆そして!!!僕の推し!!!!ロックン・ロールアイドル【KUROFUNE】!!!

★まずはミニアルバムのタイトルにもなっている「FACE 2 FAITH」
PV:https://youtu.be/_F4ouJ-jBAQ
歌詞:https://sp.uta-net.com/song/233215/
と歌唱パート以外はめっちゃ「ウォイ!ウォイ!」を煽られます。聞いた通りです。うるせえ恥ずかしがってんじゃねえ。叫べ!

★ど名曲「Whole New World」
試聴:http://recochoku.jp/song/S1006055090/?affiliate=4299010893
歌詞:https://sp.uta-net.com/song/239942/

サビの「開いて(開!) お前を(国!)」の(ここ)が僕らのパートです。あとはもう煽られたようにノれ!!叫べ!!!!

〜余談〜
贔屓目ですがKUROFUNEはライブが!マジで!楽しい!アイドルのロックはアツいってことがわかる!!!KUROFUNE(黒船)が「襲来」して僕らの心を「開国」していくんですよ。それがKUROFUNEなので、開!国!って叫びます。ヴォイヴォイします。一緒に開国されましょう。めっちゃ楽しいから。

★ALL FOR SMILE!
TVアニメ『ドリフェス!R』EDテーマ「ALL FOR SMILE!」 https://www.amazon.co.jp/dp/B074Q272VD/ref=cm_sw_r_cp_api_CMDvBbTXPCVR5
アニメ2期を見てください。この曲はきっとやります。ファイナルステージなら、絶対やってくれると思います。

 

☆☆ライブといえば「新曲」では?
★★★よくぞ聞いてくださいました!!!!!★★★

★ななななんと!!!きたる7/25日に!!!!!KUROFUNEの3rdシングル!!!!!「OVER THE SEVEN SEAS」が発売されます!!!!!!!!!ありがとう人類!!!!!!!!!!!!

★とりあえず死ぬほどMV見てください。美。
https://youtu.be/G6EDXeY9Y9E

★そして買ってください。
アスマート:https://www.asmart.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0&cat=600616&swrd=&pid=10016363&vid=
Amazon:5次元アイドル応援プロジェクト『ドリフェス! R』KUROFUNE 3rdシングル (特典なし) https://www.amazon.co.jp/dp/B07D2CRB2W/ref=cm_sw_r_cp_api_ATDvBbR41VN24

タワレコアニメイト、アスマート、セブンネットで3次元ビジュアルのブロマイドが、
アニメガ・文教堂で2次元ビジュアルのブロマイドがつきます。Amazonはもう特典なくなってて、アニメガさんもそろそろ厳しいのかな…?とにかく!おはやめに!買ってください!!!!!!!!!!そして一緒にライブで号泣しましょう!!!!!!!!!


〜余談〜
発売日前(これ書いてるの7/23)なのでまだコーレスの細かいところはわかりませんが、まぁサビ終わりのしゅーらい!は言うのでは?と思っています。あとまぁラストシングルなので。やらないわけがない。みんなこれはマジで聞いて、っていうかCD買ってください。オリコンチャートとビルボードチャートにつっこみたいんだ。頼む。今日このブログで言いたいことは
「KUROFUNEの3rdシングル・OVER THE SEVEN SEASを買ってください」
です。

★それから、8/22にDearDreamのアルバムも発売されます。こっちからも数曲やると思います。こちらもまたぜひ聞いてください。
各サイトで予約受付中です!


☆アンコールは?
★イケるっしょ!
ドリフェス!はだいたいのことが「イケるっしょ!」です。天宮くんと一緒に言ってみましょう。イケるっしょ!イケるっしょ!イケるっしょ!

〜余談〜
この動画の30秒から本人によるイケるっしょ!があります。可愛いので見てください。
https://youtu.be/01gUCyrPy1A

 

以上、
「武道館ではじめてドリフェス!のライブに参戦する方向け・ドリフェス!CD円盤ダイレクトマーケティング
という名の
「KUROFUNEの3rdシングル・OVER THE SEVEN SEASを買ってください」ブログでした。
ライブ前の予習にちらっと使ってもらえたら嬉しいです。このブログに書いてあることがかるく頭に入っているだけでも、だいぶ楽しい…といいな!
それからやっぱり新曲と歴代アニメOPEDは外せない……と勝手に思っています。


では、武道館でお会いしましょう!!!!
行きたいとすこしでも思ってくれている友人各位、ぜひ来てくれ!!!!!10/20と10/21です!!!!!!!チケットは!おれが!探す!!!!!!!!!!!

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宛名のない手紙とアイドルをアイドルたらしめるもの
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ダイアリー 〜18/06/25 次の休みは部屋を片付ける

ここしばらく職場でコンビニ飯かナンジャタウンフードファイトか自宅でウィダーインゼリーしか食ってなかったので、ひとにごはんをつくってもらって食べるというのを久しぶりにしたのだけれど、すごく美味しくて感動さえした。もともと外食が多い家だし余計かもしれないけど、「外食より家で食べるご飯が好き」って育つ子はああいうごはん食べてるんだなあと。食リポのセンスがないので「おいしい!!!おかわり!!!」しか言えなかったけど。いま思い出して電車の中で泣きそうになっている。
あれって他人に対する無条件の肯定に近いのだなと思った。いや僕が家でご飯食べられない子なわけではないし僕は母親の作る煮物が世界でいちばん美味しいと思っているけれど、好き嫌い多くて迷惑かけたんだろうなとか、いろいろ考えた。ひとは勝手に大きくなるわけじゃない。産んでくれてありがとう、も育ててくれてありがとう、も今の僕にはすこし難しい言葉だけれど、たしかに愛されているのは体が覚えているものだなあ、などと……。

ここ数ヶ月の僕の荒れっぷり(?)というか、自傷の強さと薬の増え方を見たらまぁちょっと疲れていることは明白で、自分でもなんとかしないとなあと思いつつ何もできてなかったんだけど、こうすりゃいいのか、と思った。できるかは別としてよ。
「眠って回復するための体力すらない」というのは本当にその通りだなあと。どんなに栄養ドリンクが栄養満点でも体力が満ち満ちたりはしないよなーと思うなどした。

オチがない。…いつもか。

運命とか縁なんてタイミングの言い換えでしかないと思っているのだけれど、そのタイミングがあまりにもジャストだった出会いのいくつかに、自分がどれだけ支えられてきたのか、改めて思った。叱られたり指導されるのではなくてただただ慈しまれること、好きにしていいよ、と愛情こめてほったらかしにしてもらえること、その効能。

なにかを考えたようであまりなにも考えていなくて、ただ自分に対する罪悪感や自責に駆られて自分で自分を引きちぎることなく、おなかいっぱいだなあ、ねむいなあ、とふわふわしていられることの幸福さみたいなものを感じる今です。僕の思考は言語の支配下にあるし(もちろんその上に感情があるんだけど)、言霊が僕の味方であると確信しているくせに、自分に向けてナイフを振り回して自分で勝手に痛がるの、不毛だなあと思った。しんどいときはしんどいって言わないと辛さ倍増しちゃうけど、たしかにことばにそれを込められる(操ったりはできない。あれは込めるもの、効果は内在しない)自信があるからこそ、せめて自分にナイフ突きつけるのはやめようと思った。少なくともやめるように心がけようと思う。

これは他者に肯定してもらいたくてあえて書くけど、僕、倒れた日から、THE DAYの日から、後退なんかしてないよね。前進ちゃんとできてるよね。ときどきいまみたいに給水タイムが必要になるけれど、それも前進の過程だよね。そう信じていいよね。
あしたから、もうすこしだけ生きててもいいよね。いいって言って。笑  背中が丸まってるから、まず、背筋を伸ばそう。

ほんとうに人生には愛と感謝しかないですね、って伝えておいてください。あの日言われた言葉の意味が、日に日にきちんと体得できている気がします。まだまだはじっこだけだけど。すくなくとも、おおきな愛という布のはじっこにしがみついているつもり。

 

あなたに殺されたいだけの人生 うつろ[虚]のまこと[真]を見て語らずにいられなくなったナルシズム

うつろ[虚]のまこと[真]という舞台を観てきた。もっとシンプルに現代版の浄瑠璃なのかと思っていたら、「いかにしてこの浄瑠璃は書かれたのか」という、近松門左衛門の話だった。その中で物語が描かれる。僕の目当ての戸谷公人さんが出演してるのは、曽根崎心中をモチーフにした部分、「名残之章」。

以下、ネタバレをふわっと含む自分語りです。乾燥と呼ぶには愚かで、レポとはとても呼べない、ナルシスティックな自分語り。なんでも許せる人だけお読みください。なんてったって自分語りなので。
ネタバレを含みます。

 


***

 


初恋のときからずっと夢みていること。これを夢と呼んでいいのかはわからないけれど、僕は好きな人にゆるされたくて生きている。
生まれて初めて恋をした当時、くりかえしみた夢がある。その子の膝に縋り付いて、ない罪のために必死に謝る夢。ごめんなさい、ごめんなさい、そうひたすらに言いながら号泣してその人のスカートから出た膝を濡らす僕に、夢の中で彼女は決まって言った。「いいよ。ゆるしてあげる」
今でもたまに、全く同じ夢をみる。白昼、脳裏をよぎることもある。相手はそのときとは違う。顔も見えないだれか、誰かにゆるされたくて生きている。いや、生きているというか、ゆるされたくて、日々、死にぞこなっている。


自覚したのがいつだか覚えていないけれど、僕はとにかく自己肯定感が低い。ないに等しい。自分を褒められるのは苦手、というわけではないけれど混乱する。これはもう一種の脳の病気だけど。
自分とは切り離すことができるという理由で、自分の書いたものを褒められるほうがはるかに納得できる。あれは確かに僕が書いたものだけれど、僕自身ではないから。言霊は切り離される。
近松門左衛門がどうだったのかは知らないけれど、都合よく解釈させてもらうなら、彼もきっと、自分自身ではなくて、彼の書いたものを愛され信頼されることではじめて、それを受け止めることができたのではないかと思う。彼は彼の言霊に矜持を持っていたから。それは僕もそうだ。僕は文章を生業にはしていないし、ただ(病的に)文章を書かずには生きていられないというだけだけれど。それでも僕は僕の込める言霊には絶対に力があるし、それを届ける文章を書けるとも自負している。思い上がりで結構だ。だけれど、同時に、その文章に価値は内在しない。人にこれは価値だと言ってもらって、はじめてそこに価値が生まれる。
どんなに美しい宝石でも、それを求める人がいなければ無価値だし、川辺の石ころも、そこに価値を見出す人がいれば価値ある石になる。
僕は(僕の解釈において、近松門左衛門と僕は)、僕たちの書くものに、言霊に、絶対的な矜持を持っている。それはほとんど意地と同じで、汚らしいほうの意地だ。同時に、自分がそこにどれだけ言霊を込めても魂を込めても、そこに価値を見出してくれる人がいない限り、価値が発生しないことも知っている。というか、それが現実だと思い込んでいる。

近松門左衛門には、義太夫がいた。
義太夫浄瑠璃小屋の主人で、話の中で、どれだけ義太夫近松門左衛門の「言霊」に惚れ込んでいるか繰り返す。そして、頼むから作品を書いてくれと頭を下げる。僕が気持ちよかったのは、義太夫近松門左衛門自身に惚れてはいないことだった。あくまで彼の書く言葉に、彼の紡ぐ物語に惚れていた。だからこそ、正面切って言えたのだろう。おまえとやりたい、と。
そして近松も、自分の人格でもなんでもなく、自分の言霊を信頼している人の言葉だから、聞く耳を持ったのだと思う。「おまえの言霊に惚れた」という「言霊」によって、彼は書いたのだ。僕には、あの2人はそう思えた。
近松が、羨ましかった。自分の文章を、言霊を、必要とされることが。その喜びが。一瞬ではなく。上っ面ではなく。何年も何年も、惚れ込まれ続けていることが。自分の言霊に酔う人がいると、信じられるほど、素晴らしい作品だと伝えてもらえることが。

僕はいつだって愛されたい。でもどう愛されたらいいのかわからない。だからせめて僕のエゴを受け入れてほしい、好きと言わせてほしい、そう思っている。愛することを許してほしい。今じゃなくていい、いつか誰かが僕の言霊で心軽くする日がきますように。いつか誰かが、僕の言霊の花束を抱きしめてくれますように。僕は僕に持ちうるすべての言霊と愛を言霊という花束に込めて振りまいて、振り回して、押し付けている。たぶん死ぬまでそうだろう。近松と僕が違うのは、それを欲されているかいないかの違いだ。
近松門左衛門は、義太夫がいたから、書けた。きっと近松はそれを認めないだろうけれど、あるいは無自覚かもしれないけれど。愛によってしか生まれない言霊というのは、確かにあるのだ。

僕の夢のなか、ゆるされたくて縋る膝はいつだってつるんとうつくしくて、コツンと骨に当たって、妙だ。痛くはない。でもけっしてやわらかくもない。
僕の敬愛するギタリストが込めた歌詞に「生まれ落ちた罪 生き残る罰」というフレーズがある。僕は、まさしくそれを背負っている。生まれてすみません、と太宰治のように思っている。生まれた罪を強制的に償うのが人生だ、それが生まれてしまった僕に与えられた罰なんだ。そう本気で思っている。
だから、ゆるされたくて仕方がない。
何かをしたとかではなく、僕が生まれ持った罪をゆるされたい。ただ圧倒的な赦しがほしい。肯定されて、ゆるされたい。ゆるされるために、僕はしばしばものを利用する。たまには他人の感情さえ利用する。そのあと落ち込むけれど。ただでさえ罰を生きているのに、そのうえにさらに何か被せられると本当に身動きが取れなくなる。生きているだけで申し訳ないのに。
できることなら愛している女性の膝にすがって赦しをこいたい。神様か女神様かなんだって構わない。生きていることを許してほしいと思う。何もできない僕を。頭が悪くて見た目が悪くて取り柄がなくて、騙されてばかりで、金持ちでもなくて、ないものばかりの僕を、それでいいのとゆるしてほしい。……その罪を終わらせるために、一緒に死んでくれる女神様をずっと探している。だけれど同時に女神様を殺したくはなくて、だから僕の恋はいつも未遂、未完で終わってしまう。終わらせてしまう。

大好きな俳優である戸谷公人さん曽根崎心中。しかも徳兵衛。マジかーって思ってた。曽根崎心中の筋書きはみなさんご存知の通りだと思うけれど、簡単に言うと心中だ。そのまんまだ。友人に裏切られて罪人に仕立て上げられた優男と、廓に縛り付けられた女が、恋のために死ぬ。それだけの、シンプルな話。
曽根崎心中が演じられているとき、友人に裏切られて街を追われ、見つかれば罪人として罪を問われることになった徳兵衛を見たとき、僕はその姿に、愚かながら自分を重ねた。勝手に。(戸谷さんは役に「なる」ことができる人だから、もはや徳兵衛さんと呼んでしまう)。
生きているだけで、罪に問われる。彼は僕みたいな生まれつき原罪を抱えていた人ではないけど、そうなってしまったのだ。
そんな彼が身を隠して必死に、恋人、お初の働く廓へやってくる。そこで、彼女は徳兵衛をかくまい、足元に隠しながら、徳兵衛に罪を着せた友人に対して一歩も譲らぬ愛を見せつける。徳兵衛はお初の足元に隠れ、縋るように彼女の脚を抱き、その脛でぽろぽろと涙を流している。まるで、足の甲に口付けるみたいに。女王様に誓うように、あるいは、赦しへ感謝するように。
羨ましかった。
さっきまで勝手に投影していた自分が、そこにはもういなかった。僕はあんなふうに、足に縋り付いて泣いて許してもらうことをずっとずっと救いみたいに頭に描いているのに、それをまだしてもらったことがないから。
僕も徳兵衛と同じで、結婚したいと思った女の人がいる。結ばれたいと。だけど徳兵衛たちと同じで、社会的にそれはちょっと難しい。彼らは江戸時代という身分格差と家柄において、僕らは戸籍の性別において。そのひとと夜眠るときに、その人の手を取って、僕の首を絞めてくれと頼んだことがある。その人は首を振って代わりに僕の額にキスをして、手を優しく解いて頭を撫でてくれた。殺されたいと、手を強く握っていたはずの僕の手に力は入らなかった。その人のその愛はたしかで、僕はそれが嬉しくて、撫でてもらう髪の優しさに溺れるみたいに、あるいは砂に埋まるようにその日は眠ってしまった。同時に、殺されたいと縋ってしまう自分の罪について考えた。愛した人に殺してくれと頼んで断られるのも、生きてほしいと好きな人に言われるのも、僕の人生の罰なのだ。きっと。

徳兵衛は、完遂した。というか、お初がそれを完遂させた。徳兵衛が本当はどんな男だったのか僕は知らない。でも、羨ましかった。「愛おしいお前を殺せるか」と嘆きながらも、それをさせてくれる人と出会え、その人を殺し、自分も死ねたことが。心の底から羨ましいと思った。

観劇し終わって、気づいたら頬がカピカピになっていた。目を触ったら濡れていた。どうやら泣いていたようだ、と思いながら、呆然としていた。階段を降りながら、笑いが止まらなかった。今夜僕がこのまま好きな人に会いに行くことがゆるされるなら、殺してほしいと思って、笑った。叶わないのは重々承知だ。

あと何回か見に行くけれど、女の足に縋り付いて許しを請い、そして許されて死んでいく徳兵衛を、僕は直視できるかわからない。徳兵衛の涙が震えるほど美しいからというのもある(戸谷さんのお芝居が素晴らしい)けれど、なによりも、羨ましさで、観劇したあと1人になったら、僕が何をしてしまうか、自分でもわからない。
でもおとなしく電車に揺られて家に帰るのだろう。そしてきっとまたあの夢をみる。

 

 

ダイアリー未満 〜18/05/26 生まれ落ちた罪と生き残る罰、愛されたいと願うたび表情を変える世界について

きのうインディゴトマト🍅見てからいっぱい考えてるんだけど、僕にとって「ゆるす」「ゆるされる」がすごく大きなテーマで、そこを基準に物語見てたんだなって改めて思った。居場所、があることの羨ましさのようなもの。なにもなくても僕が僕で生きてりゃいいと言ってほしいと信じさせてほしいとすごく強く思うけど、言ってもらっても僕はそれをうまく信じることができるほど自己肯定感がない。だから悲しいなと思う。
いや、僕にだって居場所や愛をくれる人はいるんだよ、ありがたいことに。感謝しかないし、その人たちにはたくさん花束押し付けて死んで生きたいと思う。そしてもちろんあらゆる人からもらう僕に向けての肯定的なことばや行動は大事にとっておきたいしいつだって僕を許してくれるから、ありがたいなと思うし、やっぱり僕からだって贈り返したい。

でも自己肯定感がはちゃめちゃに低いもんでさ。だからこそ「書いたもの」であるとか「した行動」みたいな、自分には属しているけれども自分からは切り離すことができるものへの肯定のほうが強く受け取れるんだよなーっていうのはある……のかもしれないなあ、とか思ったりして。まるごと愛してもらっている、とわかっていてもよ。
何か僕に突出した能力や天才的なものがあったりして、いろんな人にチヤホヤしてもらえたらいいのに、とたまに(26歳になった今でも)思ってしまうのはそういうことなのかな。ちやほやされているとき、なんとなく浮ついて許された勘違いができるから。

ただ、もっとうまく受け取れないのかな、って自分に対して責めたくなるだけ。自分がうまくできないの。

でも許してほしいって気持ちは、僕が「勝手に」生まれながらに生きていることへの罪を背負っていることからうまれているし、それは僕が「勝手に」自分に課したものだから、それを誰かに許してほしいと思うなんて身勝手極まりないわがままなのだよなあ、とも思う。ぜんぶ本当に身勝手だ。
でも生まれ落ちた罪生き残る罰、というのは僕にとってはなまなましいリアルで、苦しいし、生きづらい。

ただでさえそこそこ生きづらい初期型スペックなのに、そんななかでも生きづらさをすこし溶かしてくれるのは、用事があるときだけじゃなくて毎日ちょっとずつラインするとか、そういうこと。そういうことで僕はへろへろになるくらい許されていく感覚みたいなのを得られるし、ツイッターではいた弱音に誰かが構ってくれるだけで僕は少し救われるから、SNS時代生まれでよかったなーと思う。
でも同時に「からだにさわる(てをつなぐ)」とか、「目と目をちゃんと見る」とか、「手紙を書いてくれる」とか、「会いに行く/来てくれる」という行為から得る許しはすごくて、そういうひとつひとつの記憶や文字にすがってやりすごさないといられない夜とかもあって、ときどき生きてるのしんどい。そういう許しに依存してしまいたくなることすらある。……結局僕が「自分は生きていてもいい、ここにいてもいい、生きていてもいい」と思うその肯定感(ゆるし)すら、他人に依存しないと得られないものなのかもしれない。と思うとすこし怖いけど、納得もできる。僕がどうしてこんなに人が好きで、好きな人に自分の言葉だけ押し付けて愛していると無理やりにでも告げたいのか。つじつまが合う。

せめて好きと言われたらそれを信じられるくらいの自己肯定感は欲しい。
もちろん嬉しいし大事にするしその人たちにたくさん返したいと思うけど。でももっとちゃんと受け止めて抱きしめられるはずなのになあと。自己肯定感金で買えたらいいのに。そのくせ人のことは愛したがるから面倒な人種だよな僕……

……ごめんSNS時代生まれは盛った。Sanrio tiny parkからHTMLホムペ!時代を超えたパソコンと同期くらいです。