人生のスタンプラリー

人生のスタンプラリー認定協会埼玉支部

ラブイーメール・フロム・ヴィーナスなスタンプ

 

ファンレターを書くのはしぬほど緊張するけれど、僕は手紙というのが好きだ。メールも好き。電話も楽しいけど電話なら面と向かって会う方が好きかな。なにより手紙やメールのなにがいいって、それを何度も読み返せること。

相手のあることだし、あんまりひけらかす類のことでもないのだけれど、僕はそういう、何度も何度も読み返して、ああこの人と出会えてよかった、こういう風に言ってくれる人がいたことだけで頑張っていけると思えるような手紙やメールやラインをいくつか頂いたことがある。
それはツイッターのリプライでもそう。たとえばしーくんはgood luck to youそのものだから、と言ってもらえることでどれだけ僕が救われるか。目指すものは遠くて、でもさも目指すものであるかのように僕は立ち振る舞おうと心がけているから、そう言ってもらえることがどれだけ嬉しいかと。だからリプも嬉しいとすぐスクショ撮っちゃう。

個人的にはリプライよりはライン、ラインよりはメール、そして最大は手紙だ。
僕はきっと「世界を見に行く」という本と一緒に届いた手紙を手放すことはないだろうし、好きな女の子が酔った勢いで目の前で書いてくれた手紙を捨てられないまま生きて行くのだと思う。
そういう、これは絶対に手放せないなと思える手紙が最近増えた。何度も読み返すだろうなという手紙が。
僕がああなりたい、∠RECEIVERになりたいと思っていることを全肯定して、あなたならなれるよ、って書いてあるみたいな手紙だった。

誰もが認めるハッピーエンドだけが人生ではないし、ハッピーエンドには数え切れないほどの種類があるべきだと思っている。そこに必要なのは誠実さの積み重ねだ。
誠実というのは、一瞬に込められる全力をきちんと込めた瞬間にだけ訪れる。手紙って書く瞬間に込められた誠実さがダイレクトに伝わってくるから、たまに怖く思うときもあるけど、でも、手放せない手紙がある人生を、何度も読み返す手紙がある人生を、僕は幸せだと思う。心の底から。

今日はそんな手紙を読み返したスタンプをおした日でした。あんまり大きくないかもね。
あと、桜を見たよ。春に桜を見るなんてスタンプ小さいけどたまにはいいんじゃないかな。死ぬことについて考えながら見る桜ほど美しいものもなかなかない。
あしたは芝居を観に行くよ。あしたはあしたでスタンプをおそう。

 

誰からの手紙かって?秘密です。