人生のスタンプラリー

人生のスタンプラリー認定協会埼玉支部

ウラウラブーストにかこつけた自分語り〜たっぷりのナルシズム添え

ウラウラブーストにかこつけた自分語り、たっぷりのナルシズム添え。

 

☆ほぼ自分語りでキモいです
☆でもネタバレします
☆ネタバレしてます(大事なことなので)

 


帰りの電車でわーって打ったから細かいところは見逃して。

 


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まずど初っ端、出てきた地名に爆笑しました。なんとまあ舞台が我が地元。全部の地名がマイホームタウン。そこがあまりにも面白かった。

自分の話ですが、僕の高校時代と大学時代の思い出は2つ。ロックバンドの追っかけと、それから部活でした。放送部。
高校では発声リーダーやって、部長やって。毎日毎日ばかみたいに練習して、部活のすきま時間に恋愛してた。最後の大会、あとひとりのところで全国大会出られなくて大泣きして、涙でカピカピの顔が部長としての最後の写真。卒部式で泣いてくれて、僕のぶんまで全国大会に出てくれた後輩たちを、憧れさせてくれて目標になってくれた先輩たちを、いまだに大好きだと胸を張って言える。
大学に関しては単位取らずに部活してた(おかげで卒業はギリッギリだった)。半分は遊んでた、けど半分は本気で。渉外部長で、発表会の総合プロデューサーも何回もやらせてもらって。1年生のはじめに10人しかいなかった発表会のお客さんを増やしたくて土日ぜんぶ部活に費やして、他大学まわったりOBOGまわったりして、僕が引退した発表会のお客さんは100人超えてた。作品づくりも、妥協させてくれない仲間とやれた。幸せだった。僕の人生をいま動かしている「成功体験」はほぼ大学の部活に詰まってる。

ほんと、バカみたいだった。バカみたいな青春を、青春と知らずに謳歌していた。幸せだった。あのころの仲間とは僕はずっとつるんで生きていくんだと思う。重い話をするとエンディングノートの連絡先一覧にみんなが載ってるのを見ると、ちょっとだけ希死念慮を抑えられる。
バカみたいでしょ。

大学卒業してから、就職して、うつ病になりました。人生終わったと思った。もう何もかもどっか行っちゃったと思った。当時は自分は死ななけれならないという強い呪いにかかっていたから、死ぬためにどうしたらいいかだけ考えていた。出勤中にホームから落ちようとしたのを引き止めてくれたお兄さんの顔は覚えてない。
ただ、死ななかった。当時の僕はそれを「死ねなかった」と思って恥じた。


もうここまで書けば僕が一体全体どーしてここまでウラブーにやられてしまってるのかお分りいただけるでしょうか。そうです。舞台の上に僕がいたんです。僕は、青鬼に自分を重ねてしまったんです。バッカみたいな、というかバカそのものな青春と、その後の転落と。

でも、だからこそ、大きく大きく救われもしました。
誰も褒めてくれないなら、自分で自分を褒めろ。誰も背中を押してくれないなら、自分で自分の背中を押せ。
いまだってまだ自殺願望の強さに耐えられずに薬を飲む日はあるけれど、それでも今の僕ならなんとか自分の手で背中を押せる。今の僕は、前の僕と違って、自分で自分を褒められます。生きてるだけでえらい、って。そしてなにより、まわりにそれを助けてくれる友人がたくさんいます。あの日、ホームに落ちないでくれてありがとうと言ってくれる人が、ありがたいことに、たくさんいるんです。
「お前は何と戦っているんだ」
そう聞かれたら、僕はただ、自分と、と言うしかない。自分と戦ってます。死にたい自分、自分嫌いな自分、自分に自信が持てない自分。
青鬼とおなじ。
でも、何もかも失った、そう思ったときに手にしていたものって、たぶんずっと手にしていられるものでもあるんだと思う。それが彼にとっての赤鬼であったように、仲間であったように。僕にとっての音楽や友人や、なりたいものであったりしたように。

僕が敬愛するポルノグラフィティはこう言ってました。死ぬまで青春だと。そしてギタリストは過去にこうも言ってました。嘘でも前にと。
自分で自分を否定したくなるときこそ、自分で自分を信じられなくなるときこそ、自分で、嘘でもいいから自分を応援する。嘘でもいいから、大丈夫って、嘘でもいいから、前に進む。

これまたまったく私事なんですけど、10月から転職します。環境の変化に体はまだ追いついてません。不安になったり死にたくなったりお薬カクテルしたりします。
でも。
僕は今日の舞台を見たおかげで、自分の背中を押せる気がしました。というか、押してくれるような気がしました。あの頃の僕が。あの頃の僕が思い描いていたような大人にはなれなかったけれど、それはそれなりにそう悪くはないよって言ったら、当時の僕はなんて言うだろう。あのころ好きだった人には振られちゃったけど、それでも、頑張れと言ってくれるでしょうか。言ってほしいと思ったし、三年後の自分に頑張れと言える今を生きてみたいです。

こーーーーんなに早死にしたいのに、ぜんぜん死なせてくれない。タイミングとはすなわち運命で、運命は、このタイミングで僕にこの舞台と出会わせてくれた。偶然は積み重なっていくと人生になる、って、これは前に自分で言ったことだけれど、今それを感じています。
とりあえず、千秋楽までは死ねないなあ。