人生のスタンプラリー

人生のスタンプラリー認定協会埼玉支部

僕とアイドル ~ジャニーズ英才教育 田原俊彦と5次元ドリフェス!を経て、いま出会えたTravisJapanを推していく話~絶対7人でデビューしよう!

僕と「アイドル」の話をしようと思います。

最近Twitterなどを見てくれた人はお気づきかもしれないけれど、ジャニーズJr.のTravisJapan(トラビスジャパン)というグループに見事にハマりました。ハマったどころの騒ぎではない、もう夢中。大好き。ジェットコースターばりの勢いでハマっています。

なんでいまTravisJapanにハマったのか書きたいなぁと思ったときに、僕とアイドルって大きく分けて3つの章があるなぁ、そのうえでトラジャの話したいなあ、と思ったので、4部構成でいきます。あ、自己満足自分語りです。

 

1.母とスーパーアイドル田原俊彦〜ショーイズム「質」の英才教育
2.僕とドリフェス!〜アイドルとは「物語」であるという気づき
3.マイノリティとTravisJapan〜「誰も取り残さないアイドル」のノブリスオブリージュ
4.TravisJapan担を名乗り始めました

 

なお、ここから下の文章はすべて僕個人の偏見と価値観に基づく妄言です。ロックバンドを愛して育ってきたので、アイドルを評するのに不適切な単語もあるかもしれません。その場合は速攻ブラウザバックしてください。ノークレーム、イエスリターン。全体的に新規の戯言なので、間違っていたらやさしく教えてください。


ではいってみましょう!

1.母とスーパーアイドル田原俊彦〜ショーイズム「質」の英才教育

うちの母親はエンターテイメントが大好きです。舞台も映画も音楽もほんとうに全部好きで、若いときは都内のでかい某劇場で働いていたこともあるそう。おまけにテレビっ子。そんなわけで僕にとっても、子どもの頃からあらゆるエンタメは身近なものでした。母に手を引かれて見に行ったあの頃。ミュージカルやストレートの舞台はもちろん、クラシックバレエや歌舞伎に至るまで、僕は高校生までのあいだに一度以上の観劇経験があります。
母が子供を連れて行けるような劇場だから、どれもわりと大きな会場。いうなれば僕は「クオリティの高いエンターテイメント」を見て育ったわけです。おかげですっかり成人した今でも、僕は舞台やミュージカルやライブが大好きで金がないわけですが。

あらゆるエンターテイメントを愛している母ですが、とくに夢中で、人生を語るに欠かせない存在がいます。
田原俊彦さん。通称トシちゃん。
ジャニー喜多川に見初められた、「ショーイズムの申し子」です。
世間的には「ジャニーズに干された人」とか「バカっぽい」とかそういうイメージだと思うんですけど(あながち間違ってもないですが)、僕が母に叩き込まれたのはそのショーの「質」です。エンターテイメントのクオリティ。ショーイズムの魂。

母はトシちゃんの熱烈なファンすぎて、数々の武勇伝を残しています。割愛しますが、海外コンサートに行くためにパスポートを取り、昼の正社員のじゃトシちゃん代が足りないからと夜間に工場でバイトをしたり、トシちゃんがCMをしたからという理由で家電を買い替えたり、まぁ、ほんとうにやばいファンです。
そんな人ですから、僕にとってトシちゃんは子守唄でした。そして、初めて触れるエンタメでした。

田原俊彦さんのステージは、還暦を迎えた今でも目を見張るものがあります。さすがにバク宙はしなくなったけれど、10代のときの楽曲を同じ振り付けで踊って、跳ねて、重力がないみたいに美しいターンをします。たぶん彼の周りだけ、重力ないんだと思います。
僕が子どものころ母と一緒に見たコンサートやVHSはもっと若い頃のもの。正直、突き抜けてレベルが高いです。
ジャニーズ正統派な美少年ビジュアル、バク転ひょいっとキレキレのダンス、優雅なターン、生歌はミュージシャンのような上手さはないけど、アイドルとしては十分。そして天真爛漫で素直で、とぼけたキャラクター。職業は田原俊彦、存在がアイドル。

先日、かの東山紀之さんがテレビで、若い頃、ジャニー喜多川さんに「youは舞台の階段を降りるのが上手くない。トシを見習え、階段の降り方すら美しい」と言われた……と話していて、僕も感動しました。

容姿、ダンス、キャラクター、計算された動き、そして「アイドルとして、ショーイズムを貫く」こと。驚くべきその「質」。

アイドルがアイドルとして生きること。バラエティだって大事だけれど、なによりも質の高いショーを見せること。それが、母が僕に施した英才教育でした。

還暦近くてもこのクオリティ。ぜひ、若いころのトシちゃんの動画も探して見てみてください。

(ちなみに母は現役バリバリのトシちゃんオタクで今でも関東のライブはほぼ行っているし、現役ジャニオタで嵐担松潤担です。おかげでジャニーズの曲に妙に詳しく育ちました。僕は子どもの頃から日常にジャニーズがありました。)

 


2.僕とドリフェス!〜アイドルとは「物語」であるという気づき

でもそんな母と一緒に暮らしていると、ジャニオタってまじでやべえな、ということも同時に学ぶんですよね(各方面ホントすみません)。だから自分はジャニーズにはハマらない!と決意し、母に私の子なのになんで〜!?と言われながらロックバンドを追いかけています(ポルノグラフィティ、我が人生)。

そんな僕が、アイドルに触れたきっかけは
「5次元アイドル応援プロジェクト ドリフェス!」でした。
2次元のアニメキャラクターと、3次元の俳優が連動し、「サイコー超えたアイドルを目指す」プロジェクト。2次元を3次元に落とし込む2.5次元ミュージカルとは少し異なり、「キャストasキャラクター」という、ふたりでひとりの「アイドル」でした。
もちろん、アニメと連動する以上、永遠には続きません。2018年のファイナルライブで、我々は永遠の「勝ち」を手にしました。

2016年のアミューズ事務所の若手俳優によるファン感謝祭、ハンサムライブに友人に連れて行ってもらったとき、KUROFUNEというユニットに一目惚れしたのです。それがドリフェス!との出会い。パフォーマンスに惚れたんです。自分でも絶対ハマらないと思っていたアイドルに。

ドリフェス!は、若手で無名に近い俳優たちと、アニメの連動で、そこには「物語」がありました。
初めてのイベント、初めての配信、初めてのワンマンライブ、初めてのツアー。どんどん上手くなるパフォーマンス、増えていくファンの数。
センター様が日本青年館(武道館の隣にあるすごく小さなホール)で、デビュー直後に言ったという「いつか隣の武道館に立ちます!!」という言葉を、ファイナルライブで叶える、その美しい有終の美の飾り方。
その有終の美を飾ったのは、もちろん大前提としてキャラクターとキャストの努力と活躍があったけれど、オタクも結構頑張りました。CD買いすぎてキャリーを引いて帰ったり。小さいところから大きなところへ、ファンが増えてキャパが大きくなって、アイドル同士がより絆を深める様子を見守りながら、「アイドルが成長する」「アイドルを応援する」、そんな「物語」。2016年末の出会いから、2018年ファイナルライブまで積み重ねた彼らへの「応援」が、僕の青春の物語です。

 

 

アイドルの「質」は最初からあるのではなく、そこには「アイドルという物語」が存在することを、僕はドリフェス!で学びました。生粋のKUROFUNEオタクだけど、DearDreamのことも愛しています。

(もちろんトシちゃんにも壮大な物語はあるのだけれど、それは僕の物語ではなく母の物語なので……)

 


3.マイノリティとTravisJapan〜「誰も取り残さない」アイドルのノブリスオブリージュ

話はぶっ飛びますが、僕はそれなりに属性がマイノリティです。今の恋人は僕と体の性別が同じだけれど、僕の性自認はXジェンダーだし。同時に自閉症スペクトラムADHD精神障害者福祉手帳を持っています。現役のうつ病患者でもあります。

先にも話しましたが、僕はエンターテイメントに囲まれて育ってきました。いまでもエンターテイメントが大好きです。
そんな僕が日本のエンタメを嫌いになる瞬間、実はちょくちょくあるんですが、それは「アップデートされていない価値観」や「人を卑下する笑い」、のようなものが垣間見えたときです。心当たりあるでしょう?
男と女の恋愛だけが前提になっているのはなんだか苦しくて、複数のカップルが出てくるおはなしなら1組くらい同性カップルがいるべきでは?と思うし、人の性的指向や容姿を笑うネタなんかほんとうにほんとうに嫌いです。今もう令和だぞ目を覚ませよ。

話は戻ります。トラビスジャパン、という名前を知ったのは、恋人が見事にハマったときでした。ステイホーム期間だったと思います(たぶん)。恋人からはそんなにダイマもされず、僕もジャニーズアイドルにキャーキャーする恋人を見てヤキモチ妬くのが嫌だし、なによりジャニーズにはハマらないと決めていたので、「そういうJr.のグループがあるんだ〜」と横目で見ていました。

2020年12月。嵐の話を恋人としていたとき、sugarというド名曲の話になり、自軍も歌っておりまして……と聞きました。それからすこしずつ、僕のトラジャ履修は始まります。とはいえ当時はファンになる気などなく、楽しいな〜とにわかよろしくYouTubeを見る程度。

ただ今年の2月、恋人から「これは見てほしい」とYouTubeのリンクが送られてきました。

 

 
2分45秒くらいからちょっと見てもらいたいのですが、如恵留さんはごく自然に、デートの相手のことを「彼女」でなく「恋人」と呼んでいました。

僕のような(からだが)同性と付き合っている人間にとって、これはほんとうに嬉しいことなのです。異性愛前提ではない言葉の使い方。ユニバーサルで、だれにでも対等にやさしくて、とてもSDGs的です。
「誰も取り残さない」を目標に掲げる川島如恵留さんが、ほんとうに誰も取り残さないアイドルなんだ……と、僕はここから転げ落ち始めます。

YouTubeを見れば見るほど、あれ、如恵留さんは「誰も傷つけない」「よりユニバーサルなことばや態度」を特にここ一年は意識していることがよくわかります。
ノエルさんに限らず、メンバーがすこしはしゃいであまり嬉しくない言葉を言うと、それは違うよと言えるメンバーがいて、素直に訂正できるメンバーたち。
外国語や手話を学んでいる如恵留さんを筆頭に、とてもたいらで優しくて、ほんとうに彼らはバリアフリー的な行動をごく自然に取ります。SDGs的とも言えると思います。バリアフリーであり、ボーダーレスです。
ジャニーズアイドルという立場で、「彼女」ではなく「恋人」と言ってくれること。手話に取り組んでいると明かして、いつか自分たちのパンフレットには当たり前に点字をつけたいと宣言して、誰も置いていかないと言ってくれること。
意識しなければ、人は変わりません。つい彼女彼氏って言っちゃうし。仰々しい言い方かもしれないけれど、あらゆるハラスメント止めるには「学ぶ」こと「理解すること」そして「伝えること」が不可欠です。
アイドルという立場で、それを意識して立ち振る舞ってくれることは、もはや一種のノブリスオブリージュじゃん。ファンやみんなに「対等であること」「そのための考え方やことば」が還元されていくじゃん。
いま思えば、そう思った瞬間から、僕はたぶんのえ担だったのでしょう。

 


4.TravisJapan担を名乗り始めました。(新規なんで間違ってたら優しく教えてください)

アイドルとしての「質」を求め、アイドルとしての「物語」を愛し、そして多方面でマイノリティである僕は、2018年にドリフェス!が完結したときには「もうアイドルを好きになることはないだろう」と思っていました。

素敵なグループやアイドルは、世の中にほんとうにたくさんいます。それは知っているし、お茶の間で楽しく拝見しています。
アイドルが好きな人、みんなそれぞれ自分の推しがいるはずです。アイドルは、応援されて初めてアイドルになれる。だから、どんなアイドルも、誰かに応援されているからアイドルでいられる。質も、物語も、ひとりひとりが持っています。いろんな感想と愛を抱いているでしょう。

ただ、母から受けていた英才教育が強烈すぎて、「質」「物語」両方で僕を震わせてくれるアイドルには、偶然まだ出会っていませんでした。探せばいるのだろうけれど、ハマるの怖かったし、きっかけもなかった。だからもうアイドルにははまらないぞって思ってました。

でも僕は、たまたま川島如恵留さんに出会ってしまいました。僕の場合はたまたま、如恵留さんでした。そして、とても優しく、多幸感に満ちた、誰も置いていかない7人の「TravisJapan」に出会いました。
もし恋人のハマっているアイドルが、SDGs的な価値観のあるグループでなければ、僕は怒ったかもしれません。でも、トラジャは違いました。なにより、如恵留さんがトラジャのことを大好きで、一緒に好きになっていきました。馴れ合いではなく、高め合う仲間として、そして「ずっと仲良しでいたい」と堂々と言えるメンバーたちのシンクロの美しさ。

TravisJapanのパフォーマンスには、僕の肥えた目を魅了する圧巻の「質」があります。
ジャニーズの根幹、まだジャニー喜多川さん本人が寮生にごはんを振る舞っていた頃から叩き込んでいた「ショーイズム」が、TravisJapanにはあります。
ただ上手い人の集まりではありません。抜群に上手い7人が、7人じゃないとできないパフォーマンスをします。
シンクロダンスは本当に美しく、僕はトラジャの「質」に心奪われました。
宮近海斗さんの圧倒的な「赤」の存在と、リーダーとしての信頼と、目を奪われてしまう体が音楽になったようなダンス。
七五三掛龍也さんの抜群に可愛らしいジャニーズどまんなかのビジュアルと、キュートと見せかけた芯の強さと、素敵な歌声。
中村海人さんの、養いたくなっちゃうたまらない愛おしさと、「デビューする」と語る強さと、長い手足の活きる美しい踊り。
吉澤閑也さんの、まるで「正解」と呼びたくなるような鮮やかなダンスと素晴らしい振り付け、好きを仕事につなげる努力。
松倉海斗さんの、ピュアで愛らしいキャラクターと、弾き語りで思わず胸が熱くなる抜群の音楽的センス。
松田元太さんの、シンクロしているのにとっても楽しそうでセクシーなダンスと、おバカだけれど育ちが良いところと、演出の質。
そして川島如恵留さんの、「誰も置いていかないアイドル」として、グループのしんがりをつとめる貴い姿。きれいすぎて息をのむアクロバット
7人全員の努力と、ファン思いで、仲良しなところ。
すべてが折り重なって、圧倒的なクオリティになる、ライブパフォーマンス。

これはトシちゃんという現存する最古のジャニーズイズムを継承する存在のガチガチオタクである母のお墨付きなので、僕はちょっと嬉しいです。「最近の少クラに出ている中なら、トラジャのパフォーマンスがいちばん好き」と母は言ってくれました。

TravisJapanには、まだまだ走り続ける「物語」があります。
過去には戻れないけれど、いまこの瞬間に飛び込んでも、TravisJapanという物語のひとりになれます。YouTubeを見て、雑誌を買って、現場に行って、彼らを現在進行形で応援できます。
これからデビュー待ったなし!と信じさせてくれるジャニーズJr.であるグループ。きっとどんどん有名になって、どんどん新曲を出して、どんどん国民的スターになるのでしょう。そして世界を舞台に踊るのでしょう。僕はその「ものがたり」を見つめ続けたいです。

TravisJapanには、価値観や考え方を常にアップデートしようと努力するメンバーと、その考えを尊重し、人を傷つけないメンバーがいます。全員そうです。アイドルのノブリスオブリージュ、日々感じています。

僕はそんな彼らを、気づいたら大好きになっていました。

絶賛うつ状態で休職している仕事がつらくても、トラジャを見るとすこしこころがやわらぎます。
如恵留さんはすごすぎて怖いくらいだし、あんなふうに立派になれない自分を悔しく思うこともあるけれど、でも、頑張ろうと思えるほど、頑張る姿を見せてくれます。

なんだかんだずっと、だってジャニーズはまったらやばいもん、生まれてからずっとやばい人(母)のこと見てるもん!と、名乗らずにいましたが、もう、好きなんだもん。ジャニーズwebにもJr.情報局にも入ったもん(はじめてペイジー使ったよ)。雑誌買いすぎて入れる場所ないもん。

だからこれからは名乗っていこうと思います。
僕はTravisJapan担です。のえ担だけど、でも箱推しです。みんな素敵だから。

これ書きながら、くそ〜ってマジで声に出しています。あんなにジャニーズにはハマらないと決めていたのに。それでも夢中にさせられてしまった。この質と、物語と、たいらな多幸感に、もう我慢ができなくなりました。

 

 

 

 

そんなトラジャを、これから応援していきます。
絶対、この7人で、TravisJapanで、デビューしようね。オタクに、その大きくていつかグローバルに広がる物語に参加させてね。

という、長々した自分語りでした。お付き合いありがとうございました。笑。


…7200字!のえるさんほどじゃない!セーフ!(何が?笑)

 

ちなみに、勝手に書くわけにはいかないしなあと思い、恋人に内容の事前許可を取りました。快諾とともに、「私がハマったのは2019秋です」との訂正が入りました。お詫びして訂正いたします。笑

 

 あとこの動画めっちゃ好きなんで見てください。ジャニーズ正統派、ショーを極めたダンスグループここにあり。