人生のスタンプラリー

人生のスタンプラリー認定協会埼玉支部

ラストデイオブ24

 

去年の誕生日に、もう二度と23歳には戻りたくないと書いたけれど、24歳はどうだったかなと思うと、まぁ悪くなかったよな、と思う。いいことばっかりでも当然なかったけれど。
23歳でうつ病で倒れてなんかいろいろあって。24歳は治療と社会復帰と自己革命の年だった。働かせてもらえるようになったり、電車に乗れることが増えてきたり。パニックを起こすことはまだあるし、フラッシュバックもまだあるんだけど、それを自力で(薬は飲むけど)なんとか超えられるようになった。

自分の中で自分に革命(みたいなこと)が起きたのが24歳になってから(http://bookmarker35.hatenablog.com/entry/2016/09/05/173504)、なんなら昨夏の話だというのが逆に飲み込めないくらい、自分の中ではきちんとそれがインプットされて処理されて、向かうべきところに向かえているという実感があるから、合格なのかなあ。
ていうかそうか、THE DAYに出会ったのが24歳になってからなのか。もっとずっと一緒にいるような気がするけれども。

ほんとうに小さいことだと思う。
同世代の人と比べたら、たぶんできないこと、できていないことのほうが圧倒的に多いのだと思う。まずフルタイムで働けてないところからはじまり、月にいくら心療内科の医療費につぎ込んでるんだって話になっていくから。
でも、僕がこの1年で(もしかしたら昨夏以降に)できるようになったほんの小さなこと、その集まりのつぶつぶ(安い金平糖みたいなのをイメージしてほしい)も、たくさんある。
フルタイムじゃないけど働けるようになった。
自分の特性がわかったから、どうしたら相手とうまくコミュニケーションできるか考えられるようになった。
嫌いな魚が減った。
勉強する時間を作るようになった。
運動する時間も作るようになった。
コンスタントに自分と向き合う時間を作れるようになった。
自分が理想に追いついていなくても、自分を殺さずに済むようになった。
自分が理想に追いついていなくても、ならこうやってみよう、って思えるようになった。
自分で少しずつ認めてあげられるようになった。自分をね。
たぶんこんなことは思春期に習得すべきことなのだろうけれど、僕は紆余曲折あってやっと今それを手にした。
なんでそれを今手にできたのかって考えたら、全然自分の力じゃない。いろんな人の愛情のおかげだってことにやっぱ気づくわけで。
とにかく感謝だなと。
もうほんとうに、あらゆるすべてに。
この一年僕を好きでいてくれた人(僕を好きな人がいると思えるようになったことも自分では進歩だと思う)、遊んでくれた人、構ってくれた人、心配してくれた人、声かけてくれた人。なにか贈り物をくれたり、遊びに連れ出してくれたり、アミューズ沼に連れ込まれたり笑、いろんな人に。いろんな人によってもたらされた出会いの全てに感謝。
残念ながら手放したものもあるし、人もいるけれど、そういう人たちにも今となっては感謝している。その選択は正しかったと思うし、だからこそあのときまで本当にありがとう、どうか幸せになってねと心底思えている。
好きな人に好きと言える人生のしあわせよ。

だからお誕生日おめでとうしてもらうというよりも、お誕生日ありがとうな日です。
早死にすると公言してはばからないしそれを撤回する気もないから、だからこそ、誕生日にくらいは照れずに(普段からあんま照れてないけど)いろんな人に感謝したいなと思うよ。
みんないつもありがとう。


元旦にひっそり立てた「3月終わるまでの目標」とひとりでにらめっこしながら、明日はもっといい日になる、明日はもっとかっこいい自分になると思えるようになったことへ感謝しつつ。

今年もみんなたくさん遊んでね。