人生のスタンプラリー

人生のスタンプラリー認定協会埼玉支部

ダイアリー 18/08/12 〜デデデイ楽しかったの日記

 

劇団プレステージ13回本公演、ディペンデントデイ、通称デデデイ!めっちゃ楽しかった〜〜!!!推しの殺陣をたくさん見た夏だった!!!!!いやまだ夏終わってねえけど!!!!!

以下、ツイートしたことのまとめも兼ねて簡単な覚え書き。千秋楽終わったのでネタバレ含んでます。レポじゃないからクレーム受けないよん。
ほんとにもっと通いたかった!株元さん好きすぎて頭飛んでしまいそうだった。推しという存在は偉大だ。


☆演出と風間由次郎さんの話

まず第一に、オープニングのかっこよさの話ししていい?あれすごい。あの布は「人を縛る」とか「がんじがらめ」の象徴なのだと勝手に思っていて、それを「誰か」が破ることで物語ははじまる。それは「依存」という「支え」の対象が「失われた」ことを示していて、すなわちリョウを失った瞬間のだいちゃんを暗示しているのかな……と思ったり。それを思って見たら切ない。でも喪失と回復は紙一重だな、って思わせてくれる舞台でもあるよね。

僕オーバーリングギフト大好き芸人なんですけど、それは少なからず自分が地球ゴージャス(寺脇さんと岸谷さんのアミューズ劇団みたいなの)が好きで、それをたくさん見て育ったからだと思ってるんですが、ゆじろさんももしかしなくても地球ゴージャス育ちなんだな、って今回確信しています。のちの物語のキーになる(そして核心である)イントロ、誰だかわからない「誰か」によって色付けられるオープニング、トドメを刺すかのような迫力のエンディング。ぜんぶ、ビンゴ!
ていうか、まずそーまが赤で太田さんが緑なことでもう100点w
あと、過去と現在を交差させる部分がもうすこぶるうまい!脚本の素晴らしさはもちろん、現実(メインステージ)から離れたところで最初の記憶を、最近の回想になるに従って現実たるメインステージに近づいてくる演出。遠くから近くへ。それをシブゲキというさほど奥行きのない舞台でつくりあげることのすごさ!

エンディング、もう言われていることだけれど「柵をなぎ倒して」出てくるのかっこよくない?????あの先頭に立つ株元さん好きすぎてどうにかなるわ。


☆太田将熙さん、石原壮馬くん、それからちよっとしたぼんやりしたあこがれ

太田くん あのイケメンにこの役させるのは劇プレならではだよなー!って思いつつ、俊敏な動きや長い足が目立つシーンも多くて本当に素敵!なによりあんな「ありえない」役柄を演じ切ってくれるところ、信頼できる。
あたっくと片想いを見て、(当時の)ダブルマサキに夢を見るブログを書いたけれど、だんつらとデデデイを見て、その夢叶えてもらってるなって思う。2人ともどんどんカッコよくなって、演技が魅力的になって、どんどん目を離せなくなる。オタクに夢みさせてくれてありがとう、ダブルマスカット。

石原くん。
どうあがいても最高じゃないですか!?超はまり役だし石原のオタク全員来てほしい!てかぶっちゃけ毎シーン毎シーンで「そーまってこんなに芝居うまいんだ!?」っていう(失礼だけど)感動をする…
かおるくんのだんつらでも同じこと思ったけど、石原くんのあのお芝居見たら、これ推してる人幸せだろうなって思う。将熙くんもだし、とみーもだしみぞたくもそうなんだけど、こんなに「進化の過程の目撃者」になれるんだよ、ふつうに羨ましいわ!まぁ負けてませんけど!笑

☆まなるさんの女子役天才すぎたし、後半、毎日自由にネタぶっ混んでくるのがまじで面白かった!!!!
太田さん見て「イケメン」って言ったり、階段から降りながら「とんとんとんとん♡ひののにとん♡」って言ったり、お風呂あがりに紅とかタッチ歌ってたり…wwww
千秋楽かぶちゃんに惚れてガチ(?)チューした瞬間ほんと腹抱えて笑ったwwwwww
ありーさんもなんだけど、「飛び道具」的でありながら、妙に地に足がついてて好きだった。ただ飛び道具で面白い、だけじゃなくてちゃんとキーになってくる役だったし。


☆株元英彰さんのお芝居だいすきおばけ

マジでマジでマジで株元さんの演技が好きすぎてなんで全通せめて前日じゃないのかと自分ばかなんじゃねえのかと思う。好き、好きすぎる。
まずさあ〜冒頭のさあ〜無邪気で可愛い「だいちゃん」からフード被って「リーダー」になる瞬間がさ〜もう芝居バケモノじゃーーーーんって思う。あの時点でもう好きじゃん????
ほんとにリョウちゃん、っていうワンコモードなときとリーダーのときの演技の幅がすごくて感動する。表情も、手をぐーにしたり踊らせたりするところもぜんぶ違う。でも同じ人、っていう、あのお芝居はすごい。あと「声」がすごいよ。キャッキャって声も、ドスの聞いた声も、絞り出すような声も、ぜんぶ無理なく出てて、ぜんぶリアル。前も書いたけど株元さんの演技ってとてもリアルでなまなましくて、「わかる、こういう人いる」とか、「僕も同じ立場ならこうなるかも」って説得力がとてもあるから、目が離せない……っていうか吸い込まれてしまう。
一番最初にディペンデントに対して「クズ」って言ってたの、自分に向けてでもあるんだよな、きっと……。

ツイートもしたけど、あの人ほんとーーーに泣くのうまい。そりゃ特技欄にも書くわ。リョウちゃんが死んだ、って新聞破るところでも頰に垂れてたし、最後の大臣追い詰めるところなんか鼻水垂らしながらズビズビ泣いてて。何がすごいって、「どんなに泣いててもセリフが明朗」なところ。泣いてるからセリフが詰まる、なんてことがないところ。役者魂、って思うし、ただ泣くだけの演技をできる俳優なら多分たくさんいる中で、彼のこういう部分はすごいな、って思う。もともとの声がいいこともあるし、ほんとハマり役……。っていうか、株元さんって女性役もできるし役を選ばないよね!どんな役やっててもハマり役。今回も本当にだいちゃんを心に住まわせて、よーく相談して、いろいろ試して、だいちゃんと共同戦線張って舞台に立ってるんだろうな。かっこいいよ、本当にかっこいい。大好きだ……。


☆KUROFUNE推しのぼやき

これは余談(蛇足)だけど、僕よく戸谷さんの演技を「こんなやついねえよ、っていう役が本当にいるような気になる、実在性を与えるのがうまい」って言うのだけど、株元さんとそこも対だなって思う(シンメ厨並みの感想)。とにかくなまなましくて、ドロドロして、きれいなだけじゃない、それこそ上澄み以外までガッツリ飲まされる(戸谷さんの演技が上澄みと言いたいわけではない、もちろん。むしろドロドロも飲まされる)、そういう演技。2人に共通して言えることは「尋常じゃない中毒性がある」ことだよ。
だって自慢じゃないけど僕そこそこほんとに名だたる名優たちを生で見て育ってきてるはずだし、ピュアに「うまさ」だけで言ったらこのふたりがぶっちぎりではないわけだよ!そんなんそりゃ市村正親と並べてどっちがうまいかってそりゃ市村さんよ!何回見たと思ってんだよ市村さんを!(母さんがファン)。だけど、そういう理屈を超えて「すき」って心ふるわせられる。ふたりの役者さんに出会えたことに感謝です……。
ふたりとも爆売れして……………
いや、ここ最近ほんと名だたる俳優さんの素晴らしい舞台をいくつか見たし、なんなら子供のときから親の影響でたくさん名作を見て育ったけど、「推し」に叶うものってないんだなって……この人のお芝居が好き、これが観たかった、そうやって震えられるの、幸せだなって。
戸谷さんと株元さんに感謝だなと……

そんな夏。