人生のスタンプラリー

人生のスタンプラリー認定協会埼玉支部

ダイアリー 〜22/09/05〜

コミュニケーションという技術の話。
あと、最近ちょっと情報遮断気味って話。

僕は人とコミュニケーションを取るのが好きだ。空気が読めないという弱点、あと自分語りが多すぎるせいで(このブログなんかまさしく自分語り)、うまいとは言えないけれど、とにかく人と話すこと遊ぶことが好きだ。
コロナ禍で1番しんどいことは、人と会って遊べないこと。
前の仕事をやめた大きな要因のひとつは(最大は業務に関するあれこれと合わない先輩だけど)、コロナ禍でみんなリモートで、へたすりゃいちにち無言だったからである。愚痴を言ったり、これわかりますか?って軽く聞ける関係性がないと、こんなにつらいのかと思い知った。

ただ、同時に、自分が今まで「文脈を共有できる人」とばかりコミュニケーションをとってきたツケを感じてもいる。

ポルノファンならポルノの話ができる。地元の友人なら地元の話が、同世代なら同世代あるあるで盛り上がれる。英語喋れる人とは英語の話ができる。オタク趣味全般だから、言ってしまえば「何かのオタク」とは話のネタがある。そういう、「共通して話せるトピック」がある相手、となら、なんとかなる。
でもそういうのがマジでない相手っているじゃん。ひとまわり上の職場の人とか。逆にすごい年下の人とか。
子どものころは、大人はなんで人の悪口と天気の話しかしないんだろうとか思ってたけど、本当にそれしか話題がないんだと、最近わかるようになった。こんなことで大人を感じたくなかったけど笑。
でも人の悪口は、話す相手を選びたい。となると、ほんとに天気の話しかない。いや、探せばもっとあるんだろうけど、「無難」の代表例。

いま職業訓練校通いながら、僕はグループワークではするっすると人タラシしてるし、グループワーク円滑化担当(?)だけど、休憩時間はソシャゲしながら無言である。
話しかけたら答えるし盛り上がるけれど、同じ文脈を共有していないから、どのくらいのボリュームで返せばいいのかわからない。
「わたし、むかしポルノ好きだったの」
と話しかけてくるひとまわり以上の年上マダムに、突然ニューアルバムの話はできない(好きだったのはむかしって言ってるし)。
サウダージとかですか??って聞き返して、あっちが何か話し出してくれたら、相手がどのくらいの会話をどんなボリュームで求めているのか探る。ラジオのチューニングみたいなものである。
このチューニングが、同世代なら簡単だし、たとえばライブに参戦するほどのポルノファンならますます簡単だけど、このマダムとはそうもいかない。

でもマダムたちや、うちのおかんはすごい。みんな「おばちゃんはなんでもできるのよ」と笑うけれど、コミュニケーションひとつとっても「無難でだれも傷つけない会話」が上手だ。しかも重たくないボリュームで。すごいなぁ、と思う。
英語できなくないことがバレてしまったせいで、すごいね!教えて!と絡まれるのがちょっとつらいけど。

そういう疲れかたを最近している。みんなめっちゃいい人なんだけどね……。


あと、職業訓練校で履歴書とか職務経歴書を書く時間もあるんだけど、思い出すのはしんどい。なんで辞めたの?と聞かれても、実際に面接で人間関係がクソでした!とは言えないし。

そんなこんなで精神的にも体力的にもぐったり気味で、最近はエンタメを摂取するのもおそるおそるだ。トラジャのパフォーマンスを何度も見ると楽しいけど疲れる、それは本気のパフォーマンスもこちらも本気で見ているから。なんならブログ読むのもちょっと疲れてしまう。
エンタメどころか、Twitterとかで流れてくる情報を読んでいるだけで、最近は疲れてしまう。ポルノは生活なので聞けるけど。
毎日ちゃんと学校に通うことでこんなに疲れるなら、転職する前にこれを挟んでおいて本当によかった。職業訓練校ってテがありますよと教えてくれたフォロワーに感謝……。

いまはそういうわけで人とのコミュニケーションは受け身、情報すこし遮断しながら生活しております。

コミュニケーションってなんだろうね、難しいねって話でした。